（１）講演：「内部監査を巡る最新動向」

講師：日本大学商学部・大学院商学研究科　特任教授　堀江正之　様

要旨：新しい内部監査の国際基準の公表及び改訂内部統制報告制度のスタートなど、内部監査では大きな制度上の対応が求められています。ガバナンスへの関与やERM（全社的リスクマネジメント）の活用など、これまでの内部監査とは大きく異なる対応が求められるようになってきています。あわせてサステナビリティへの対応、新たなテクノロジ－への対応など、経営環境の変化を巡る対応も待ったなしです。これら内部監査を巡る最新動向について紹介いたします。

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（２）講演：「上場審査の概要と最近の制度改正の状況」

講師：有限責任 あずさ監査法人　企業成長支援本部　マネジャー　川邊　拓　様　

要旨：2022年に東証の市場再編が行われてから約2年が経過し、その間に上場審査に関連する複数の制度改正が行われてきました。そこで、改めて市場再編後の現在の上場審査基準の概要とともに、最近の制度改正についての解説を行います。

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（３）講演：「人的資本開示は経営問題～進まぬ従業員の再配置～」

講師：一橋大学大学院大学 経営管理研究科　教授　博士（商学） 円谷昭一　様

要旨：「人的資本」への注目が集まっていますが、そもそも何を意味するのか、何から手をつけ、何を開示したらよいのか・・悩まれている方も多いでしょう。人的資本を開示の問題だと考えている企業は少なくありませんが、企業経営そのものと言っても過言ではありません。将来の従業員である大学生が何を考えているのかを含め、人的資本をめぐる諸問題について、実例を示しつつ平易に解説します。

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（４）講演：「スタートアップが知っておくべき財務会計の基本―税務会計から財務会計への移行―」

講師：田嶋清孝公認会計士事務所 代表／スタサポ会計ラボ株式会社 代表取締役

公認会計士　田嶋清孝　様

要旨：スタートアップ企業が成長し、将来の新規株式上場（IPO）を視野に入れる際、税務会計から財務会計への移行は避けて通れない課題です。本講では、財務会計の基本や税務会計との違いをはじめ、IPOで求められる会計基準の各論点のうち、多くのスタートアップで検討が必要となるテーマを紹介し、財務会計の基本となるポイントをわかりやすく解説する。