
資格更新講習会 開催報告
第 47 回資格更新講習会 開催報告
2025年度:最終回の資格更新講習会は、申込者152名(来場受講43名、Web受講118名)、事務局5名で開催しました 。講師の皆様、またご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。次回の資格更新講座は2026年6月27日(土)に開催します。
1.開催日時、会場の御案内
講習日時:2026年3月14日(土)10時~15時50分
講習会場:東京都豊島区北大塚1-13-12 全経会館 3F大会議室 <Web配信併用>
2.講習会<次第概要>
(1)講演:「内部統制報告書の開示動向について」
講師:EY新日本有限責任監査法人 パートナー 成田礼子 様
要旨:2025年3月期決算から、2023年4月改訂後の「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」ならびに「財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準」が適用され、内部統制報告書の記載内容について開示の拡充が求められている。このため同:記載内容については、会社の固有の事象を反映する必要があり、各社の実務担当者は内部統制報告書の記載方法に工夫が期待されているところであり、2025年3月期の内部統制報告書の開示動向について解説いただきました。

(2)講演:「企業不祥事に関する危機管理・コンプライアンス上の要点」
講師:西村あさひ法律事務所・外国法共同事業 パートナー弁護士 八木浩史 様
パートナー弁護士 緒方健太 様
要旨:企業不祥事が生じた場合における危機管理上の要点について、典型的な場面として、品質不正や会計不正の事例を想定して基本的な解説を行い、併せて企業不祥事を防ぐコンプライアンス上の要点についても説明をいただきました。


(3)講演:「会計不正体験と得られた教訓―会計不正発見のための強力なヒント―」
講師:株式会社ヴェリタス・アカウンティング 代表取締役社長 公認会計士 山岡信一郎 様

要旨:本講演では、講師の山岡先生が公認会計士として会計監査やコンサルティング業務に携わる中で実際に遭遇した会計不正の事例を、守秘義務に抵触しない範囲でご紹介いただき、これらの事例を通じて、なぜ不正を発見できたのか、兆候をつかめたのかといった成功体験や、どうすれば発見できたのか、なぜあのような対応をとってしまったのかといった失敗体験などから得られた様々な教訓について講演いただきました。
報道される会計不正事件も交えつつ、一向に減らない会計不正を防止・発見するための手掛かりが得られる御講演でした。
(4)講演:「開示すべき重要な不備事例を参照したIT統制の解説」
講師:千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科教授・博士、公認会計士・税理士・
公認情報システム監査人(CISA)、公認不正検査士(CFE) 中村元彦 様

要旨:IT統制はデジタル化の進展により、重要性が高まってきており、この点は2023年4月に財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(実施基準)の改訂でも意識されています。
ITに係る全般統制が財務報告に間接的な統制であることから、分かりにくいという話をよく聞くことから、開示すべき重要な不備事例を参照しながら、IT統制(IT全社統制、IT全般統制、IT業務処理統制)について解説をいただきました。
(5)その他:事務局より情報ご提供
弊会経営支援事業報告、日本ガバナンス研究学会などの年次報告、法務・会計、監査・内部統制分野に係る時事テーマ、新刊書籍紹介、事例報告・情報提供を予定しています。
※・・次回、第48回資格更新講座<2026年6月27日(土)開催>で、またお会いしましょう。

